藤沢市選出 神奈川県議会議員
松長 やすゆき
Yasuyuki Matsunaga
神奈川県政へのご意見をお聞かせ下さい

藤沢にも「道の駅」を:タウンニュース

 「道の駅」制度が創設されてから30年。今やその数は約1200駅、訪れる客数は年間約2億人に達し、それぞれその地域活性化の拠点として発展しています。

 この道の駅を、藤沢にも設置したいというのが私の提案であり願いであります。昨年、私が訪れた群馬県の道の駅「川場田園プラザ」では年間200万人の来場者があり、その売上げ額は20億円に上るとのことです。

 道の駅の適地条件としては、交通網(幹線道路)の有無や地域の観光性・多様性などの魅力度があげられますが、本市はまさにその条件に適っています。藤沢は古くから東海道の宿場町として栄え、南に名勝地・江の島を擁し、漁業・農業など多彩な産業に恵まれており、加えて交通面では、現在工事中の「横浜湘南道路」(城南地区)が近い将来開通します。そうなれば、本市への交通利便性は一気に向上します。

 そこで、この道路のインター近くの北部周辺に道の駅を設置し、本市の海産物・農産物をはじめとする様々な特産品を提供したならば、多くの交通客を誘引して賑わい、市全体を活気づける起爆剤になってくれるものと信じます。

 しかし、道の駅の具現化には、用地の確保、土地利用規制に関する関連法規の遵守、建設費用の負担など越えなければならない多くの問題があり、その解決のためには、関係省庁や自治体とりわけ神奈川県の強力な支援が不可欠です。

 県内4つ目の道の駅を藤沢に設置すべく、先の県議会においてその旨を要望するとともに、当局に理解と支援を要請いたしました。県は、道の駅は災害時の支援拠点にも活用できることから、地元自治体と十分な意見交換を行い、しっかり支援したいとのことです。今後とも、道の駅実現のために力の限りを尽くす所存であります。